名古屋工業大学 バーチャルリアリティ&メカトロニクス研究室(坂口研究室)
https://gyazo.com/d53c48534611ab30ad598c62b0392f09
研究室ホームページ
研究内容
技能訓練
バーチャルバッティングトレーニングシステム
https://gyazo.com/1446f29d7ad3d819c0c63fe771d247da
https://gyazo.com/fa1583c1a1399d97aa6517cca261bcc6
タイミングに着目したバーチャルバッティングトレーニングシステムの開発を行っています.ここでのタイミングとは,投球に対して打つと判断してバットを振り始めるタイミングのことです.従来のタイミング訓練は,何球も投球を見てタイミングを見極めており,正しく見極めできたかどうかの判断が難しいものでした.本研究では,バーチャルリアリティならではの訓練システムにより,タイミングを誘導することで,正しいタイミングを学習することができます.また,訓練時には投球が遮断される遮断投球を使用します.打者の「投球を途中まで見て,その後は予測し球の到達点に目線を先送りする」と言う知見から,打者が本来見ていない部分は見せずに訓練することができます.本訓練システムでは,ヘッドマウントディスプレイによるVR空間の提示をしているため,あたかも自身がバッターになったかのような感覚を味わうことができます.
温度感覚
水を用いた高速温度提示システム
https://gyazo.com/bb75f9e561f2ad553ff4ef97c8a49fc8
https://youtu.be/LktKelirOi4
サーマルグリル錯覚提示
https://gyazo.com/0e1ec0afc4ce45153e089e845a597a51
温度感覚に関してサーマルグリル錯覚という錯覚があります.温刺激と冷刺激を交互かつ同時提示するとあたかも火傷を負ったかのような痛みや灼熱感,不快感が生じるというものです.皮膚に損傷を与えることなく,擬似的に痛みを生起させることが可能であるため,この錯覚をヒューマンインタフェースへの様々な応用が考えられます.そこで本研究室では,熱媒体に水を用いて,サーマルグリル錯覚をより多くの人により強く生起可能なデバイスを開発し応用を検討しています.
リハビリテーション
視覚と触覚の同時提示により運動錯覚を誘発するボール回しシステム
https://gyazo.com/aba716fffb017e8f9c333e8b0a3c820d
https://youtu.be/yrBQeXMLTVM
錯覚を利用したリハビリテーション機器の開発を行っています。映像などを通して、実際に自分が動いていないにも関わらず、動いたと錯覚してしまうことを運動錯覚と呼びます。この運動錯覚は麻痺のリハビリテーションなどに利用されています。そこで健身球と呼ばれる二つのボールを回すリハビリテーションに着目し、患者の手に重ねたモニターでボール回しの映像を見せながら、実際に回っているボールを患者の手に押し当てる装置を開発しています。この装置により、患者は視覚と触覚でボール回し運動を体験でき、強い運動錯覚を起こすことができることを確認しました。
など